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井の中の蛙

『井の中の蛙、大海を知らず』とは自分自身に当てはまる諺のようだ。七つの海を航海して世界を旅した、大航海時代があったと言うが、その詳細も自分自身の記憶としては、あまり残っていない。1497年、アメリゴ・ベスブッチと言う人がアメリカ大陸を発見したと言う。また1492年、コロンブスがアメリカ大陸を発見した事になっている。どちらが本当でどちらが嘘なのか歴史学者の講義を聞かなければ納得出来ないが、ヨーロッパの方では今から500年以上も前に船で地球上の海を航海して、この地球上に何があるのか探検を続けた人々がいた。日本国内では室町時代だ。長い歴史の中では、その国力と技術と発想力によってその目的が達成される。アメリカのアポロ計画などは当時の日本の国家予算に匹敵するほどの費用を注ぎ込んで計画を進めたと言う。『宇宙を制する者は地球を征する』と、当時の飛行家でもあり軍人のドーリトル中佐は言った。そして現在はGPS(グローバルポジショニングシステム)でミサイルをコントロールしてピンポイントで爆弾を命中させる事ができる。何を隠そう殺人兵器が地球上には無数にあるようだ。しかし、それは大気圏の中、つまり空気がある所で飛び回われる装置に他ならない。酸素のない宇宙空間では点火すらしないだろう。おととい、日本の上空には十五夜の月が見事に浮かび、どこかの俳人の一句に似せた句を詠みたいような気分を醸し出したが、凡人には少し情緒に反応する感覚が足りず、一句にはならなかった。月までの距離は380000kmだそうだ。今、自分の車は17年使い続けて24万kmの走行距離だが、おおよそ月までの距離には及ばない。(太郎)