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東洋医学

 腰を痛めて身動きが出来なくなってしまった!(笑)・・・。家族は『医者に行きなさい!』と進言したが断り、歩いて1分の鍼灸治療院で施術を受けた。先生の見立てでは骨ではなく、腰の筋肉疲労との診断で少し安心したが治療は続く。アメリカ合衆国軍も採用している兵士への鍼治療は以前テレビ番組でも見たが、有効な痛みへの治療方法として確立しているようだ。東洋医学の驚異とでも表現できるが、とにかく治療は身体的に気持ちイイ!(笑)・・・。西洋医学が主流の現代、忘れがちな東洋医学での治療法は、とても、ありがたい。池波正太郎先生の小説『仕掛け人・藤枝梅安』の映画のような治療現場が自宅近辺に長年に渡り開設されている事の、驚きと、このJAPANに脈々と受け継がれている我々、一般市民の言わば『痛み治療』の源泉のようなものを感じてホッとして、腰の痛みが少しばかり微笑みに変わった。縦横みじんに配置されている人体の筋肉はどれひとつ欠けても人間としての機能を果たさないだろうとも感じて極超精密機械のような人間の仕組みを思い知らされた。そして、それは、外圧を受けると機能不全を起こし回復過程には時間を要する。あるいは回復しないかも知れない。生身の体は弱々しいものだ。(太郎)