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燃える石

 石が燃えるわけないだろう!と思うかもしれないが、石炭は燃える。自分の子供たちも一生涯その石炭を目にする事もないだろう。理科の授業でも取り扱わないかも知れない。現在でも発展途上国と呼ばれる国の発電するための燃料としては、『まだまだ使わせてもらう!。』とその国の国家元首は公言していたようだ。燃料代が安いからだ。自分が小学生の頃は教室の中に、あのダルマ・ストーブと呼ばれる暖房用ストーブが各教室に設置され低学年以外はその石炭燃料の準備を交替番で努めなければならない。学校中で使うので石炭置き場には山積みの石炭が有った。バケツに一杯分、自分達の教室で翌日に使用する分量を用意する作業をしなければならない。大抵は放課後の作業になる。廊下の雑巾掛けや、そのストーブの石炭の燃えカスの除去と廃棄、次の日のそのような準備は欠かせなかった、あの時代、懐かしく思う人も多々いるはずだが半面、全く見た事も聞いた事もない世代も多いか?とにもかくにも寒い季節の学び舎の教室の暖房設備はダルマストーブだけだった。アメリカ映画で1800年代中期頃を描いた西部劇で、やはりダルマストーブも酒場の片隅に設置されている。かなり大きめのモノだ。ヘンリー・フォンダさんやジョン・フォード監督などが活躍した全盛期の西部劇も白黒作品が多い。アメリカの『時代劇』とも、思えるその活劇は見ごたえがある。(太郎)