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楽しい事

 エジプト文明と言う一つの文明社会が存在した事は恩師に教わった通りと思うが、確か3000年の長きに渡り古代文明社会を形成していたという事になっている。ピラミッド建設も今で言う所の公共工事だったとの研究者は結論づけているようだ。その建設に伴う出勤簿も見つかっている。巨大構造物の建設と言う事で現在と比較しても、そんなに変わったものでもない事が分かる。とにかく人手が必要になる。戦国時代の日本の築城も同じ事で延べ20万人分の労働力とか、その時、その時で賃金は支払われる。無料奉仕ではないのだ。日光東照宮などは『費用御構い無し』つまり、いくら掛かってもOKとの事だった。当時の江戸幕府と権威の象徴のような振る舞いだ。エジプト文明においても7月~10月の間の4か月間はナイル川が氾濫して農民は農作業が出来ない状態だったという。さて『どうする王様』だ!そこで王様は墓の建設を決断する。王様の決断と言うより側近たちの苦肉の策だろうがとにかく昔も今も仕事が無いのは誰も彼も困る。国家の存亡にも関わる重大問題だ!そしてそのナイル川の氾濫そのものを上手く利用したピラミッド建設は見事な政策として現代に伝えている。自然に逆らう事なく農地の活用もその時代として見事だ。『イヤな事』戦争に行く事!『楽しい事』ビールを飲む事!と、発掘された4000年前の一般庶民労働者は石の板に刻んでいた。(太郎)