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　かつて映画俳優、三船敏郎さんが、この世を去った時ハリウッドの名優チャールトン・ヘストン氏は『いいじゃないかぁ、三船は映画の中で生きているんだから！』と言い放った。確かに映画の中で生きている。そして半永久的に我々一般市民とは別にスクリーンの中で生き続けるのだ。あぁ～、ハリウッドの名優ともなると一味違う言葉を放つなぁ～、と当時感じたものだがここ最近、名優ならぬ名監督を見つけてしまった。正に天才です。脚本と監督を務め観客動員数7600万人超えの名作の数々。どの作品を見ても物語りの冒頭から全力疾走の筋書き！笑える。泣ける。面白い。日本各地が見れる。三拍子どころか四拍子を超えている。絶賛に値するコトバを羅列してもコトバが足りぬ。そして周りを固めている役者さんが芸達者な人たちばかりで更に仰天してしまう。映像的な加工は皆無だ。そのものズバリのショットは違和感がない。と、まぁ～、我々がビデオカメラやスマホで自分の子供の運動会を撮影するような感覚とさほど違わないと言うとその映画の撮影スタッフは怒るでしょうが、当時としてはフイルム撮影だ。1回セリフを間違えると、その場面のフイルムは、ほぼゴミ箱行きになる。自分が投資家ならばこの映画の版権を全て買い取りデジタルリマスター版を作成し、4Kー8K映像として販売、上映しても価値のある作品ではないかとも考える。マスターフィルムは劣化が進むだろう、残念だ。無数に存在する世界の映画群の中でも、山田洋次監督の作品で、この48作の連続作品群は世界に例がない。日本民族の『宝モノ』と位置付けよう。（太郎）