八石太郎の公式ホームページです。Ｈａｃｈｉｋｏｋｕ　Ｔａｒｏ

複雑な世の中に生きて行かなければならないと言う事は承知の事実と言えるが朝、意気込んで入力した文章を誤って削除してしまった。以前は自動保存の機能があったような気がするのだが、現在は見当たらない。いずれにしても揮発性の時代で目の前に字をしたためた現物は存在しない。あくまでもデジタル化された電気信号で取り出すには電気エネルギーが必要だ。自分の目の前の紙に書き込んだ字ではない。なんと希薄な、なんと軽薄な文章群だろうか。しかし万人に一瞬で表示できる。これもまた影響は大と言える。思想信条の自由、そして誹謗中傷無き言論ならば、自由は保障される。重厚長大と軽薄短小の相反する語句の意味する所は時代の流れと比例してきた。とにもかくにも重い、そして厚い、長い、大きい、戦艦大和や戦艦武蔵。豪華客船タイタニック号など。比較対象にはならないが現在の産業構造的な物品の流通は我々の生活を一変させつつ、その利益配分は富める者と貧しい者に分かれ、格差を生んでしまった、と言う大方の見方だ。ヨーロッパ文明社会での政策は日本の国家政策とは、まるで真逆の策を講じている。それは学校で教わった通りだ。この先、アジアの小国、JAPANは大海原、航海中にどの方向に舵を切るのだろうか。まさか船底の石炭庫の片隅に火がくすぶっているのも知らず全速力で航行するまい。（太郎）