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1946年公開メードインハリウッド作品

 モナコ王国に付いて少し調べてみた。正に夢のような王国に見える。現在ムハンマド6世が御在位されている立憲君主制国家と言う事になっている。その歴史も深い。気の遠くなるような歴史でフランスにも統治されていた時代もある。したがってヨーロッパ文明の影響も受けて現在に至っているのだろう。スエーデン生まれの映画女優イングリット・バーグマンとアメリカ人俳優ハンフリー・ボガード主演映画『カサブランカ』を初めて鑑賞してみた。時代設定は1940年パリ陥落の、その時。映画の物語りはムービーカメラに装てんされた白黒フィルムにより全編が記録されている。エジソンは1931年没とあるがフイルムを発明したジョージ・イーストマンや他の発明家によって映像を記録すると言う時間の凍結が出来る便利モノを活用した映画産業だ。映写機に撮影されたフイルムをセットして映写が始まる。観客は歓喜と感動を受ける。映画ギョーカイ繋がりの産業で当時としては旺盛を極めた。撮影はいつ頃から始まっていつ頃終わったのか知らないが1942年度作品としては二次大戦、戦時下であり、業界が公開を見合わせたか、あまりにも国家の窮状事態下に置いて営業許可が制限されていたのか1946年公開になっているがアメリカ本土での事なのか日本国内かあるいは他国の事なのか見当がつかない。映画『駅馬車』で有名なジョン・フォード監督は1942年アメリカ軍に徴用されていたのかミッドウェー島で日本軍の攻撃を実録していたと言う。カラーフイルム撮影だ。映画ギョーカイ当時としてはカラーのムービーフイルムは高価で手に入りにくかったのか、それとも白黒フイルムで撮影する事が極一般的で何も違和感なく仕事として撮影していたのだろう。膨大なフイルムを使用する撮影現場はクズフイルムでゴミ箱行きのカットも膨大にあった筈。カラーで撮影するには予算的な問題もあったのだろうか。そもそもカラーフイルムが在庫不足で手に入らなければ仕事にならない。どんな状況だったのか?79年前。白黒フイルムからも女優さんの美の世界と演技力は伝わってくるが現在の4Kや8Kの解像度では髪の毛1本に付着したホコリなどが記録されて逆に粗さが目立ち商品としての物語りの構築に苦慮するかも知れない。数々の名作のフイルムは鑑賞する価値はある。(太郎)