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課税とくらし

 表題がテレビ局の番組タイトルのようだが、雑貨が必要になりホームセンターで調達しようか?100円ショップに行こうか?と思いメモ書きと共に100円ショップで雑貨品を買ってみた。『ボタン電池あるかなぁ~』と、店員に尋ね陳列してあるコーナーへ、・・・。レジの近くに2個で¥100、懐中電灯本体も¥100、アルカリ単三乾電池が4本で¥100、マイク付きイヤホンが¥100、マスキングテープが一個¥100、薄利多売の商法と消費者の利便性を考慮した店だ。5点で税込み¥550だがその価値はある。キーホルダーに取り付けてある小さなボタンを押せば点灯するライトは息を吹き返した。こわれた懐中電灯は選手交代で引退させた。ホームセンターの店内は広すぎて何が何処にあるのやら探し回らないと見つからない。100円ショップは店の面積が狭いので移動範囲は限られて小物を買うには便利だ。DIYで使うちょっとした工具類などもある。便利なお店屋さんを展開してくれたものだ。ちまたに溢れ返る消費材の売れ行きの動向の詳細はどうだろうか、ゲーム機メーカーやゲームソフトの売れ行きが空前絶後と言う。過去最高益を記録し、事業者はニヤリとしているかも知れない。 
 デフレスパイラルなどと言う言葉はあまり聞かなくなったが、モノの値段が安くなると事業者は利益が上がらず、ボーナスも出せないし製造現場の工場は儲からないので規模を縮小せざるを得ないと言う構図を渦巻き状の底が見えない階段状の絵に例えたものだと言う。なるほどなぁ~。と確かに当時は理解したが、現在さらにその渦潮の回転エネルギーが増して経済社会に影響を与えている現実を直視しよう。『第三のチンパンジー』の著者ジャレド・ダイヤモンド博士の本はまだ読んでいないが、アメリカの高校生と一緒に特別講義は受けたがかなり忘れかけてはいる。全部で12回の講義は興味深かった。多難な時代を乗り越えてきた人間は自分達の問題を自分達で解決できるとダイヤモンド博士は唱える。進化と絶滅、破壊と恐怖、繁栄と衰退、500万年の歳月により人間は繰り返し地球上で生き延びて来たがさらに500万年の後、進化を続ける事が出来るか想像してみよう。(太郎)