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知の巨人

この冬、ジャレド・ダイヤモンド博士の講義をアメリカの高校生らと一緒に受講する事が出来た。とは言えNHKの番組を見ただけなのだが。カリフォルニア大学の教授ダイヤモンド博士の講義は誰もが納得できる内容だったように思える。世界一の消費社会であろうアメリカと言う国でありなから世界一の貧富の差が見える国でもある社会構造、あつれきを生み、時に暴動も起き一般市民は暴徒化する事もある社会。ヨーロッパ社会と比べてもエネルギーの無駄使いは特筆するものがあると言う。『第三のチンパンジー』の著者でもある博士の講義は明瞭だ。多分我々が中学生の頃受けた数学の授業より分かりやすい。文明社会の恩恵を受け我々日本人も豊かで便利で平和を謳歌し日々の暮らしは戦時中や、それ以前とは比べものにならない。極めて平等で自由で平和な社会構造を目指す国家としてはその舵とりをあやまってはならない。いやぁ~、またまた天下国家を語る文章になってきた、やめておこう(笑)。

このところ自宅に放置された自分も含めて息子や娘が使い古したPCの復活をもくろみ終日、この電子機械をよみがえらせる手法はないものかと模索した結果、無料のOSをインストールして使える状態にしてみた、全体としての性能は悪いがとりあえず使える、これでネットに接続して、とりあえず使えるパソコンが自宅の中に5台ある事となったが『ビル・ゲイツ氏』が開発したコンピューターオペレーションシステム『ウインドウズ○○』や『Mac』以外にもPCを動かせるオペレーションシステムがあったとは驚きの念を隠せない。フィンランド人が開発し無料で我々に提供してくれている。発想豊かなヨーロッパ人に感謝だ。アメリカ人のビル・ゲイツ氏と共同開発者も、当初は車庫の中でそのソフトウエアーの開発を始め現在のマイクロソフト社に発展した。ビルゲイツ氏の個人資産は17兆円とも言われている。数々の知の巨人達と実業家達の生きるエネルギーにより人類社会が構築されてきた事は言うまでもないだろう。1920年代ヘンリー・フォードやトーマス・エジソンらの会社経営者も自社の発展を模索し社会の利便性と人間個人の豊な生活を画策したに違いない。クルマを製造し電球を大量生産し人々と社会の発展を夢みた姿勢がうかがえるが反面、自我欲とも思える法律の制定にも関与していたようだ。それが『禁酒法』だ。あの自由な国が一時期、“酒を飲んではいけません”の法律が成立していたとはなぁ~。その後1929年のニューヨーク株式市場の株の大暴落により世界は大恐慌の暗黒の時代に突入し、その後ヨーロッパでは戦争の火種が広がり人類史上最悪の第二次世界大戦を人類は経験する事になった。いゃ~、またまた歴史学者みたいになってきた。(笑)。なんでこうなるかなぁ~(笑)。自宅の使い古したPCを分解してPCの頭脳、CPUを外して入れ替えたり、そのプロセッサーの性能を調べたり、メモリーを入れ替えたり、ハードディスクドライブ(HDD)を交換したりと作業は多岐に渡り、時間と労力は際限なく続くが、まぁ~、自己満足的手法で酒でも飲みながら己の自我を満足させたら良い。残念ながら日本国内で無料でOSを提供してくれるIT関連組織はないようだ。和製『知の巨人』よ何処に居る。(太郎)