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活字離れ

高い銭を払い新聞を早朝に配達してもらっているが朝から、くまなく目を通す事はほとんど無い。アメリカ合衆国元国務副長官リチャード・アーミテージ氏の投稿記事を読んでみた。彼は今なお日本のメディアの取材を受けている1人なのだろうか。時折、日本のテレビ番組などでも取材を受けている。太平洋戦争の降伏文書調印式は東京湾上戦艦ミズーリの後部甲板上で行われ、日本国内での連合国軍最高司令官ダグラス・マッカーサーは、その精神を次のように述べたとある。『我々は不信と悪意と憎悪の精神に動かされてここに集まったのではない。むしろ勝者と敗者を超えて我々が共に奉じようとする神聖な目的に叶った尊厳の為に立ち上がろうと集まったのである。より良い世界、自由と寛容と正義の実現を目指す世界が生まれる事こそ、私の、そして全人類の熱望するところである。』なんとまぁ~、心にずしりと響く語りの手法か、演説の極意か、はたまたマッカーサー自身の資質の現れか、全権を託された責任者たる自覚の表現の極意か、側近の演説草稿のチェックもあったのか?無かったのか分からないが、まぁ~、日本の為のみならず、全世界的なものだと言うのは誰もが納得できるし、現在の世界情勢にも合致するのではないか。数々の戦争映画が製作されてきたが映画でもドラマでもない、まぎれもない現実の1ページだった。アーミテージ氏は現在72才前後で1945年生まれとの事。自分のような活字離れをした人間でも活字の持つエネルギーを感じる事が出来た。いや、いまは亡き人間のエネルギーだ。1940年代、目の前に存在した戦艦武蔵もアメリカ軍の猛烈な攻撃を受けて海中で粉々に砕け散り、1200mの海底のモクズになり、戦艦大和も大爆裂をして船体は海の底に消えた。今までに全世界で6000万人もの命が戦禍により消失したと言う。我々の願い、むなしく、人名が失われている事の事実と現実。世界はイズコに向かうのだろうか。アーミテージ氏も『読めない』と言うような記述があった。日本列島を人間の身体能力に置き換えて考えると骨太でもない。実は虚弱体質なのでは?などと位置付けると少し切迫感を感じてしまう。海の向こうの大国、小国の人民から白い目で見られて、対日感情はよろしくない。残念極まりないが現実なのだろうから受け止めて対処するしか方法はないのだろう。JAPANは経済大国のブランドで世界に売り込み、各国からの経済援助を求められて色々と画策するが、そんなに余裕のあるJapanとは思えないが『井の中の蛙』の自分の思い込みか?そぅそぅ!アメリカ人も自国の若者に職が無く、『世界一豊かな国』だなんて、そんな事はない、と言ってたなぁ~。(太郎)