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メキシコ人

カルロス・サンタナも若い時から神秘的な世界、普遍、不動の世界観などに興味と希望を抱いていたようだ。彼のギタープレイは世界中のファンから絶賛されて日本での興行も旺盛を極めた。多くの音楽グループの中で、その輝きは今なお続いているだろう。とりわけ、日本への『あこがれ』も強く、神社、仏閣にも足を運んでいたようだ。我々、日本人も『音』的な要素に陶酔する事ができた。日本のアーティストも彼の演奏技術的な本質を掴もうとして努力したとの事だった。具体的には公演終了後、『芸能関係でーす♪』などと言い残してステージに上がりギターアンプのセッティングやエフェクターなどを見て回ったと言う。世界標準などと言う言葉を耳にするが、音楽を合奏する時に使われる機材、楽器類の起源などを探るのも楽しみの一つにしている人も多くいるだろう。海外楽器メーカーも老舗が数多い。業界関係者なら定番だろう!と『お勧め』する楽器や電気機材も多々ある。実際、譜面に書き残すと形は見えるが、音的には無形だ。よって歴史ある舞踏などは『重要無形文化財』として扱われて国により保護されている。高校生の頃、授業の一環として『わらび座』の公演をステージの最前列で鑑賞した。1年生は背が小さいので最前列で見るようにとの教師側からの指導があり、役者さんを目の前で見る事ができた。三味線の音、セリフ、効果音、全て見事な出来栄えで後々その余韻が残り、ファンになったが、その後一度も見てはいない。現在でも『わらび座』の活動は続いているようだ。洋の東西を問わず、そのリズム感と音的感覚が人間の感性を刺激して心地のよい余韻として残る。視覚と聴覚さらには臭覚などもその余韻の元になる。ステージの幕が開き役者や歌手や演奏家の香水の香りなども感じる事のできる時間は貴重だ。(太郎)