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芭蕉の句

 『静けさや 岩に染み入る セミの声』とは詩人・松尾芭蕉の句で、頭にふと浮かんだ。今夏、自宅の周りではアブラゼミが、ほとんど鳴かずに秋の虫の音が耳に入るような季節になったが、元々自宅周辺ではミンミンゼミが鳴かないので他のセミも種類が限られてはいるものの、あまりにも暑い夏でセミも絶滅したのだろうか?(笑)。最近はツクツクボウシは遠くで鳴いている。この先も30℃超えの日々が続くようだ。セミも時期を間違えて今季再度登場するだろうか?(笑)。郊外に出かけると森の中でミンミンゼミが合唱している。えぇ~、と思い、あれは確か真夏に鳴くセミの筈だが・・・。ましてヒグラシなどは、この街中で聞こえてくる事は皆無だ。時節サイクルも狂ったか?芭蕉が2400㎞の旅をしていた頃に立ち返って、自分も旅をしてみたいが、ままならぬ!人間も見知らぬ地に立ってみたいと言う願望は常に持ち続けているのである。それは開拓精神につながり壮大な宇宙探査にもつながる。新天地を求めるのである。NASAは既に火星探査計画も発表している。火星には、かつて水が存在していたと言う。この大宇宙で我々地球人だけが文明社会を形成しているという発想はあまりにも貧相だ。ではどこにどれだけの文明社会を築き我々の科学技術を超える知的生命体が居るのか居ないのか?探索は続いている。137億年前にビッグバンから始まったと言う、この世界で生き抜く楽しさを見つけよう。(太郎)