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フランクリン・ルーズベルト

 1942年、アメリカは国防の為の大統領令を発布して30000人の科学者集団が生み出す兵器その他、付随する電子技術により戦局的優位に立った。対する日本国は科学技術を生かせず極端な精神主義や派閥主義(sectionalism)の台頭により戦局は既に敗戦の坂道を転げ落ち始めていたと言う過去のテレビ番組を見直してみた。メディア関係者の過去の歴史の分析力は、やはり鋭いし戦後生まれの人間にとっても分かりやすい。世界中を巻き込んでいた第二次世界大戦は今尚その悲しみは癒える事はないだろう。ヨーロッパに於ける戦線の巨大化、太平洋地域やアジア地域に展開した日本の軍隊の壮絶な戦いは現代に生きる我々の想像を超えて感覚的には処理が難しい。が、しかし自分の命はただひとつでその時代に自分を当てはめてみると理解は容易だ。 1945年9月東京湾での降伏文章の調印の時のダグラス・マッカーサーの言葉が少し浮かんできた。『太平洋に散った幾千万の英霊に・・・・・。』全文を憶えてはいないが言わんとしている事は冒頭の言葉で理解できる。その当時の歴史は学校で教わった通りだろうが暴走をしてしまった当時の日本軍部とその社会的周辺組織は『大日本帝国憲法』が基本だったのだろう。その当時は個人的にはどうにも回避できるような状況ではなかったし自国の国民が背を向ける事が出来ないような法律も発布され『がんじがらめ』の国民生活になっていた。現在の一部の世界情勢の報告的テレビ番組を見た限りでは、その国民の自己意識の中の葛藤と恐怖と自己分析で戦列には参加不向きとの見解を示す一般市民は当然で『銃を持って戦え!』と言われても一度も引き金を引いた事のない者には無理なのだろう。破壊と殺戮の無い世界は来ないものだろうか。(太郎)