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職人気質(craftsmanship)

 ドイツはフランクフルトに住むと言う元IT技術者は現在はクルマの修復事業に情熱を注ぎこみ映像をYouTubeに投稿して我々視聴者を楽しませてくれている。国の土壌が速度無制限高速道路もあり修復したクルマの性能試験も容易だ。クルマの使命は安全に走る事にあるだろうが、それを維持するにはクルマの整備は重要だ。自動車と言う機械も主にエンジン系統などに色々な液体が流れて機能するので既に動かなくなってしまったクルマはこれらの液体が潤沢に流れるように修復しなければ機能しない。その手法を解説と共に編集したビデオは見事で分かりやすい。だれもが自分でもやってみたいと思うだろうがチト無理かも知れない。それは努力と才能と言うものが付きまとうからだ。その若き修復事業者もアメリカに住んで居た時はIT技術者であり自分が所有するクルマのエンジンオイル交換すら出来なかったと言う。自分でほぼ全てを構築し日々の仕事として修復できるクルマを選び整備事業を進めて行くのは楽しいだろう。日本国内でもこの手の人は居ないものかと探索するが未だ見つからないし自動車立国と言っても少し気質が違うような感じを受けていると言うのが正直な所だ。『間違いだらけのクルマ選び』はしたくないと考える人も多々いるだろうが機能満載のクルマたちが増えて選択の余地がないとの見方もできる。おじさん達は多機能な現在売り出されているクルマ達の前でオロオロと立ち尽くす事となる(笑い)・・・。そして社会体制としての税制は古くなったクルマの自動車税が無謀にも高い事だ。新車販売促進の為と環境保護政策の延長線上の税制としているがアメリカでの税制はこの逆だ。古くなればなるほど税金は安くなるとの事で、自動車の国は今でも自動車の国だった。(太郎)