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致命的欠陥

高性能なクルマを手に入れて乗り回す願望は多分かなりの人間にはある。ただその高性能なクルマは高度に設計製造された機械モノで時に故障する。故障事例を垣間見たが信じられないような報告だった。高速道路上でエンジン停止して再びそのエンジンは息を吹き返す事はなかったと言う。一体なぜ、それは可変バルブタイミング装置の不具合との事で歯車を固定している6本のボルトが全て破断したと言う。カムシャフトが回転しなくなった事でバルブはピストンに衝突、変形して曲がり、修理費用は概算で300万円以上との事で報告されていた。強度不足による破損、破壊、空中分解と言えば、二次大戦時の零式艦上戦闘機のテレビ番組による特別番組を見た事がある。機体の強度不足により時速600kmくらいで急降下すると機体がバラバラに損壊したと言う。当時アメリカ軍も空の上で無敵のゼロ戦の空中格闘能力に悩まされていたが、南海の孤島に不時着した、ほぼ無傷のゼロ戦を回収、解析の結果、弱点を見つけ出し戦法を変更。空中での格闘は止めて零戦に遭遇したら、ひたすら急降下で逃げる作戦にしたと言う。その後の戦局は歴史の通り一方的なアメリカ軍の優位だった。(太郎)