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水と人類

またまた、とてつもない表題を掲げてしまったが、過去にも書き印したような気がするが、まぁ、いっかァ、連日の暑さのせいか、はたまたテストステロンの分泌が少ないのか体が思うようにキビキビと動かないような気がして少し眠ろうかそれともクルマで出掛けようかと思い巡らせていたがクルマに燃料を入れてその勢いで近くのダムを散策しようと画策した。20年くらい前に新車を購入した時、一回行ったきりのそのダムだ。大自然の渓谷を利用したみんなが想像出来るようなダムと思ってもらえば良い。ダムと言えばダムだが(笑)。
その分類など判ろう筈もなくクルマを走らせた。管理事務所の人が少し説明してくれたが貯水量は130万立方メートル。水の重さにして1300万トンだ。これが一段目のダムで、その上の2段目のダムには行けなかったが20年前は真夏の朝4時過ぎにその2段目のダムまで行く事が出来た。圧巻だった。東京大学地震研究所の地震計も設置してあるというその2段目のダムは10月半ばには補修工事も終了するとの事だ。管理事務所の人によれば水道水専用のダムだと言う。一段目のダムから二段目のダムを眺めて『あそこかぁ~!』と無念さを、にじませざるを得なかったが、我々人間も大自然を相手に壮大な構造物を建造できる種族だと実感した。(笑)。スチィーブン・スピルバーグ監督のSF映画も数々あるが、実は自分が立っているこのダムで2段目のダムを見て悔しがっている姿が映画の一場面を切り抜いたような瞬間に思えた。あの映画、何だったかなぁ~、そう、とてつもない大きさの機械生命体が出てくる映画。バンブルビー?・・・・。優秀な種族の小型機械生命体の?・・・。反乱軍との戦いで故郷の星は破壊しくされて地球に落ち延びて来た機械生命体と人類のコラボレーション。そのテンポと展開に『なるほどなぁ~!』と巨匠の創る映像表現はやはり凄いモノがある。まさにその映画と現実を重ね合わせる(オーバーラップ手法)が出来そうなダムの景観だった。きれいな里山の集落から一段目のダムまで約2㎞、更にその上の二段目のダムまで約4㎞の距離がある。4km先のダムのコンクリートの壁が見えた。壮大なスケールだ。これはもう10月に、この目でもう一度、確かめなければ気が済まない。ここでまた思い出してしまった。アフガニスタンで亡くなられた中村哲先生がその報道などで語られていた言葉に『新鮮な水があれば、ここの住民は病気になんかならないんですよ。』と。あぁ~なるほど、とその時思えたが、きれいな、お湯で自分の体を洗い。きれいな水道水で調理をして料理を食べる。その延長線上にダムがあると思えば間違いない。化学記号 H2Oがなかったら人類も他の動植物もこの地球上には存在しなかっただろうか。満々と山の水を貯える巨大なダムの景観とその存在意味も考察すると楽しい。先人たちの立案政策と工事関係者達の苦難の作業があったに違いない。記憶も乏しいが24~25年くらい前に干ばつの年があり1段目のダムの底が見えていた事の事実は記憶にある。(太郎)