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物理現象

一体何を書き印そうと言うのか?と自問自答しながらキーボードを打つ指も躊躇するが久しぶりにスポーツニュースを見た。巨大な野球スタジアムには一般観客は一人も居ない。対戦する選手達の生きづかいさえ聞こえてくると言う静寂な空間に乾いた打球音が響き硬球は放物線を描き誰も居ない外野席に吸い込まれる。本塁打の瞬間だ。二十歳前後の選手達の鍛えぬかれたバットスイングからの打球は見る者の目が仰天する程の速さで外野観客席の固定された椅子に、ぶち当たる。実況中継中のラジオアナウンサーの生の声が球場に響き過ぎてチームの戦略に支障をきたすとの事で野球監督が主審にモノ申したのか?はたまた事態を重く見た主審が気付いたのかゲームが中断されていた。今まで無かった光景がこんな現場にも及び不可解とも言えるがバットに当たり飛ぶ硬球からの音は快音だ。元々、木材を加工して出来ているバットはその硬球が当たった瞬間に折れる事がある。力と力のぶつかり合いによりバットがそのボールの力に耐えきれなくなり折れるのだ。空気の抵抗と地球の引力によって減速したボールは観客席に落ちる事になる。何を書き記しているのか訳が分からないが、選手達は、打者は如何にボールを捕らえて遠くに飛ばすか日々己を鍛錬し強靭な肉体を作り上げている。投手はその硬球を打者の目の前で素通りさせて三球三振させるかのボールとバットを駆使して繰り広げる肉弾戦だ。投打の攻防戦は誰もが感動するような場面も多々ありテレビの前、球場の観客は熱狂する。我々人間の楽しみは多岐に渡るが、この楽しみの延長線上に経済を回転させなければ現代社会は立ち行かないという現象を垣間見た。(太郎イ