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過疎過密

吉幾三氏の楽曲も楽しい詩の内容と軽快な曲調でヒットを飛ばした現代の名曲と言える『おら東京さ行ぐだ』がある。かつて日本国政府の要職に居た人物も遷都(セント)計画なる政策立案を提言したが、尻切れトンボに終わっている。江戸時代においても世界屈指の都市だった東京、そして素朴な田舎。『テレビもねぇ、電話もねぇ、バスは一日一度来る!おら、こんなの嫌だぁ、おら、こんなの嫌だぁ、』で軽快な楽曲もその時代と日本国のかつての現実を痛切に表現している。2020年オリンピックが開催されるが各大企業の事務系の人達は混雑回避の為、都心の仕事場には出勤せずにその機能を一時的に都心以外の地域に移し仕事を続けるか全面的に事務系の仕事を停止するかだと言う。何度も同じような内容を書き残したような気がするが過密で時に身動きが取れず帰宅困難者が出てしまう大都市圏、そして現在、高齢化が進み限界集落と表現されるまでになってしまった地方都市とその周辺地域。いまどき田舎暮らしと言えども豊だ。太郎が住む地域には映画館こそ一軒もないが、となり町には一挙に何本もの種類の違う映画を上映できるホールが機能的に集約されている、観客は好きなように選択できる。食品も家電品も新車も服飾品も住居も薬剤も必要ならば手に入らない事はない。多機能的社会が構築され地方の田舎町と言えども不便は感じないはず、むしろ大都市圏より豊ではないか?確か現在、地方創生担当大臣が要職に就いている昨今どのような国家政策が展開されるのだろうか。(太郎)