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服従(obedience)

 高校生の頃、中間試験だったか?期末試験だったか記憶が薄れてしまったが妄信的服従と盲目的服従について違いを記述せよ!との試験問題で何百文字かを記入し、その日の倫理社会のテストは終了した。教わった事を元に自分の言葉で記述したが西洋と東洋では服従の様相が違うとの事で本来自由であるはずの人間も権力者などに服従しなければならない歴史的現実があった。現在はどうか?自由主義陣営とその反対の陣営は存在するようだ。昨今のテレビ番組での日本の過去における社会体制は現在ならば、おおよそ信じられない状況だった事が読み取れる。1つの日本と言う国家が自国民を、あざむくのである。国家を信じて服従したが結果的には戦争に敗れ国土は焼け野原となった歴史は、あまりにも無残で残酷な日本の汚点として刻まれた。今尚、映像記録と遺稿は残る。二十歳、二十一で太平洋に散っていった若者たちの無念の声が聞こえて来そうだ。感傷的になりキーボードを打つ指が止まり涙があふれてきてしまった。あとに続く言葉が出てこなくなってしまったが、当時としては世界的に破壊と殺戮の時代でヨーロッパでも日本の犠牲者の10倍くらいの人命は失われたはずで、おおよそ表現する言葉すら浮かばないような気がする。人類史上最悪の戦争だった。共感できる言葉を残した人が日本にもいた、『人は人の下に人を作らず、人の上に人を作らず!』(太郎)