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法治国家

 ハリウッドの名優クリント・イーストウッド氏、主演映画も無数にあるが、その映画の中の1本『ダーティーハリー』(無鉄砲なハリー)がある。シリーズモノで何作もある。役どころはハリー・キャラハン刑事の無鉄砲ぶりを表現した作品。ハリーは無慈悲な悪党は許さんタイプの刑事で犯行現場ではマグナム44拳銃が火を噴く。日本版『遠山の金さん』とは一線を画す。遠山の金さんは潜入捜査で証拠を固めて裁判で悪党を厳罰に処するが、ハリーは主に現行犯逮捕だ。そのシリーズでハリーは悪党を逮捕、検察に渡したが検察官は証拠不十分で釈放してしまう。怒りが収まらないハリーは検察官に詰め寄り『何故、釈放したぁ!!』と豪語。検察官は『証拠不十分だょ。!』と言い。ハリーは『誰がそう言ったぁ!』と怒り、検察官は『法律だょ!法律!!』ハリーは『じゃあぁ、法律が間違ってんだぁ!』と検察官をナジリ飛ばす場面は大抵の視聴者は『あぁ~、なるほど』とハリー・キャラハン刑事を支持したかも知れない。あの映画としての表現手法は『刑事モノ映画』で中々、面白い作品だった。悪党対刑事、鑑賞している者が胸をすくような場面は見どころがある。昨今、アメリカ社会に於ける警察権力と一般市民とのイザコザは合衆国大統領も眉間にシワを寄せるほどの事件として報道されているようだ。過去を振り返ると高校生の日本人留学生がハロウィンパーティーで一般市民の家の中で誤って射殺された事件は痛ましかった。アメリカ憲法で保障されていると言う一般市民でも銃を所持し正当防衛と認められれば、その罪は問われないようだが銃器社会の恐ろしさが見える。(太郎)