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葬儀

親の葬儀を終了させた。等と書くと自分の年齢を想像されてしまうが天寿全うを遂げた親にしておこう。残念ながら人間は永遠の命と言うモノは与えられてはいない。命はモノではないが、うまく表現できない。自分も普通の凡人で『井の中の蛙』なので人の死に直面すると言葉に詰まってしまう。生き物の寿命と言う物理現象。いやぁ~、これは少し宗教家の方々に怒られるか?しかし、脳の機能が停止しても心臓は動き、血液は体を循環して体温は維持されていると言う。いわゆる脳死、植物人間とか言う現象か。そのぉ~、生命とは何か、寿命とは何か? の疑問に、ぶち当たってしまう、火葬場に父を送り、遺骨を拾い、骨箱に収め持ち帰った。6基の炉を備えた火葬場は荘厳にして清潔、人間の尊厳を想像させるような造りだった。出来れば避けて行きたくない場所だが、拒否できる立場でもなければ、避ける事の出来ない時間と空間だった。液化天然ガス(LNG)の高温の炎は完全燃焼をして肉体を焼き尽くし骨だけが残る。なんとまぁ~、ハカナイものか、埋葬許可証を受け取り葬儀場へ戻り、僧侶の御経と共に遺骨を安置し、ひと段落。全て『ぶっつけ本番の劇』のような現実だった。通夜そして告別式。時間割により進行する葬儀の、ひとコマ、ひとコマ、未熟にして役を演じきれなかった太郎だった。反省、(太郎)