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2003年

おおよそ400年前の日本国内は徳川幕府が統治して太平の世の中を構築しつつ、ようやく庶民も戦乱に巻き込まれる事なく、日々の暮らしも平穏だった事だろう。それから再び70年前には大規模な世界大戦による被害、混乱も収束して日本国民のみならず世界の人々は殺戮と破壊から解放された。しかしながら残念な事に今現在、世界の何処かで戦禍に巻き込まれ日々の暮らしなど、まったく立ち行かない民族が居る事に驚愕の念を覚える。それは中東の人々だ。昨夜のNHKの番組では情勢分析と討論がされていた。イラク、シリア、その他の国々の国家の崩壊が進み、戦国時代に突入している。『聖なる戦い』を旗印にIS(イスラミックステート)やアルカイダ組織またはタリバンなどと呼ばれる過激派組織による殺戮と破壊が際限なく続いている。日本を含む世界の平和的外交を進める『理屈』など、まったく通用しない組織だ。やられたら『やり返す』の構図は際限なく続く。中東その他、紛争地域に住む若者を含む庶民の職に就く場所は無く、貧困と無職の二文字の連鎖だと言う。行き場の無い若者たちは武器を手にして、ひたすら戦闘に参加している実態だ。2001年9月11日、アメリカ同時多発テロにて世界貿易センタービルなどが破壊されたアメリカはアフガン戦争に突入。さらに2003年、対イラク戦争に突入して、サダム・フセイン政権の崩壊とともに中東情勢も悪化したと言う。そのアメリカも『もう、うんざりだ!!』と世界の警察のバッジを外して様子見の構えだ。(太郎)